ピクセラは3月22日、4Kチューナーを搭載した4K液晶テレビ「PIX-40VM100/50VM100」を発表した。Android OSを搭載し、40インチで6万円台という戦略的な価格で発売する。
発売するのは、40インチのPIX-40VM100(税込価格:6万9800円)と50インチのPIX-50VM100(同:7万9800円)の2機種。ピクセラでは2018年10月に4Kチューナー「PIX-SMB400」を発売。11月には4Kチューナー内蔵の4Kテレビ「PIX-43VP100/50VP100」もラインアップしている。
新モデルは「より求めやすい価格で4Kチューナー内蔵テレビを提供したい」というコンセプトで開発。3月31日までは、各100台限定で40インチを4万7800円、50インチを5万7800円で、販売するキャンペーンも実施する。
ピクセラ 取締役製品事業本部本部長の堀伸生氏は「2007年に、地上デジタル放送が受信でき、ウェブブラウザや音楽プレーヤーを内蔵したマルチファンクションテレビを開発した。かなり苦労したが、リアルタイム性などの問題もあり、うまくいかなかった。当時から、通信と融合したテレビを作りたいと思い続けてきた」とピクセラのテレビ事業を振り返る。
OSにはAndroidを採用し、VODだけでなくゲームなどのアプリをGoogle Play ストアからインストールすることが可能。VODサービスの4Kコンテンツ再生ができるほか、Chromecast built-inでスマートフォンの画面をそのまま大画面に表示可能だ。
新4K衛星放送に対応し、BS、110度CS 4Kチューナーを2系統、地上デジタルチューナーを3系統、BS、110度CSデジタルチューナーを3系統(うち1系統はBS、110度CS 4Kチューナーと共通)を搭載。別売のUSB HDDを接続すれば、2K放送と4K放送の2番組同時録画や、BS4K放送の裏録画にも対応する。
Android OSをアップデートすることで、テレビ自体を進化させていく計画。データや情報を蓄積することで、音声やセンサーコマンドの拡充や家電連携などを見据える。おすすめ番組を表示するほか、ピクセラユーザーが今どんなテレビ番組を見ているのかがわかる「リアルタイム視聴表示」機能も備える。
40インチモデルは、高さ586.6mm✕幅916.0mm✕奥行き204.8mmでコンパクトさを打ち出し、2011年当時の32インチ液晶モデルからの置き換え層を狙う。価格とサイズの両面から4Kチューナー内蔵テレビを打ち出していく。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス