ノルウェーのOpera Softwareは現地時間3月20日、「Android」版の「Opera 51」の提供を開始した。この最新バージョンには、無料のビルトインVPNサービスが追加されている。これにより、公共Wi-Fiネットワーク使用時にセキュリティを確保するために、サインインしたり、追加のアプリをダウンロードしたり、追加料金を支払ったりする必要がなくなる。Operaによると、この機能を利用することで、ユーザーは自分のオンラインプライバシーをより強固に管理できるという。
内蔵VPNは256ビットの暗号化アルゴリズムを使用して、ユーザーのスマートフォンとサーバの間にプライベートな暗号化接続を確立する。ユーザーの位置情報は、暗号化によって隠される。VPNサーバにアクティビティに関するデータは残らない。
OperaのVPN機能を使用すれば、データを盗もうとする第三者から身を守ることもできる。
OperaのPeter Wallman氏は声明の中で、「ユーザーはVPNを使わずに公共Wi-Fiに接続している時、危険にさらされている。OperaのブラウザVPNサービスを有効にすることで、ユーザーは第三者が自分の情報を盗み出すことを極めて困難にし、追跡されるのを阻止することができる。こうした状況で、自分の個人情報を保護できているのだろうか、あるいは、どうすれば自分の個人情報を保護できるのだろうかと思い悩む必要はもうない」と述べた。
Android版Opera 51は段階的に提供される。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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