Microsoftは米国時間3月19日、「Windows 10 October 2018 Update」(バージョン1809)および「Windows 10 April 2018 Update」(バージョン1803)向けにリリースした12日の累積アップデートに、「Windows Deployment Services」(Windows展開サービス:WDS)サーバから起動する一部のデバイスに影響する問題が存在していることを認めた。
12日のセキュリティ更新プログラムの一環としてリリースされたバージョン1809の「Build 17763.379」に影響する問題は、これで5つとなった。
他の既知の問題は「Internet Explorer」(IE) の認証に関連する問題、「Windows Media Player」「Realtek HD Audio Manager」などのオーディオアプリが動作しなくなることがある問題、Microsoft Core XML Services(MSXML)6に関連する問題、IE経由でアクセスしていた企業アプリケーションが起動しなくなる場合がある問題だ。
5つめの問題はWDSに関するものだ。WDSは、ローカルワークステーションの「Preboot eXecution Environment」(PXE)にプリブートメッセージを送信することで、「Windows」を中央から集中配備できるようにする管理者向けのサービスだ。
Microsoftによると、この問題は、Windowsイメージのダウンロード中にWDSサーバとの接続が切断される可能性があるというものであり、「Variable Window Extension」を有効化したWDSサーバでのみ発生する。
Microsoftは、WDSサーバ上のVariable Window Extensionを無効化するための3つの方法を管理者向けに案内している。
「マイクロソフトは解決方法に取り組んでおり、今後のリリースで更新プログラムを提供します」と同社は述べている。
Variable Window Extensionを有効化したWDS経由でバージョン1803向けの12日付けの累積アップデートを適用したビルドが稼働しているデバイスも、同様の問題に遭遇する可能性があるが、同じ回避策を適用できる。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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