英語で読み、書き、話すには、文法の知識が欠かせないが、文法の勉強をしようとすると、なぜか「英文法について」勉強することになってしまう場合が多い。そうではなくて、今自分が言いたいことや書きたいことは、どのように単語を組み立てれば、「英語として」おかしくないように表せるのかを知りたいのだ。そのために必要な文法を、表現できることが増えていくような自然な順番で、丁寧に説明してくれるのが本書だ。英語をとても身近なものにしてくれる。
「英語で日記なんて難しそうだし、間違えたら恥ずかしい」と思うかもしれないが、日記なので基本的に人に見せる必要はない。本書では、まずは名詞(「りんご」など)。次に名詞を修飾する形容詞(「赤いりんご」になる)。そして、「私は〜です」「すごく〜だ」「私は〜をやった」「私は〜をやったことがある」と、少しずつ表現の幅を広げていけるようになっているし、いつでも前に戻って復習できる。手帳に1〜2文書く程度なら続けられそうだ。
英語である程度の文章は書けるという場合でも、「なんとなく」で使っていた単語のきちんとした使い分けを再確認したり、簡単な表現でありながら知らなかった表現を覚えたりできるのでお勧めだ。
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