英文法について、基礎的なことはわかっているつもりでも、ある程度まとまった英文を書こうとすると、読めることと書けることは、かなり違うということに気づく。読んでいる時には簡単に思えた文章でも、自分で一から書くとなると、どこから文を始めればいいのか、どの話から始めればいいのかなど、文の組み立て方がわからずに戸惑う。実は、英文を書く時には、基本的なルールがあるが、それを把握していないのだ。
本書では、ある程度の基礎的な英文法については知っていることを前提として、実際に英文を書いていくときの思考に沿って、文を組み立てていく方法が理解できるようになっている。シンプルに見える一文でも、基本的なルールに従って書かなければ不格好になり、相手にきちんと伝わらなくなる。ネイティブでも、習わなければきちんとした文章は書けないわけで、ましてやノンネイティブの私たちが、きちんとした英文を書けるようになるためには、基本的なライティングルールを教えてくれる本書のような本は貴重だ。
英検やTOEICのライティング試験対策として最初に読むのもお勧めだ。また、英語でメールや文書を作成しなければならないビジネスパーソンも、本書でライティングのルールを押さえておくことで、日々の英文作成が、だいぶ楽に感じられるようになるだろう。
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