アドビとモレスキンが提携--クリエイター向けのデジタル描画ノートブックを発表

Lynn La (CNET News) 翻訳校正: 編集部2019年03月20日 10時57分

 クリエイティブソフトウェアを手がけるAdobeと高級文房具メーカーのMoleskineが提携して、クリエイティブなユーザーやデザイナー向けに、アナログデジタル変換機能を備えた描画ノートブックを発表した。このノートブックには、「Adobe Creative Cloud connected Paper Tablet」というぎこちない製品名が付けられている。Moleskine Paper Tabletでは、イラストレーターが紙にスケッチを描くと、その画像が同時にデジタル画像に変換される。これはニッチなデバイスではあるが、手描きの作品を即座にデジタル化し、なおかつ編集ソフトウェアをその場で使用できるようにすることで、ユーザーのワークフローを改善するだろう。

提供:Adobe
提供:Adobe

 Royoleの「RoWrite」やisknの「the Slate」など、触覚紙を組み込んだデジタルパッドはこれまでにもあった。しかし、大手テクノロジ企業と著名な紙製品メーカーの両方による製品は、われわれの知る限り、Moleskine Paper Tabletが初めてだ。この提携は、Adobeの「Creative Cloud」、「Photoshop」や「InDesign」を含むアプリケーションスイートを頻繁に使用するユーザーだけでなく、アーティストの関心も引くかもしれない。Paul Heaston氏やDavid Morales氏、Luis Simoes氏といったイラストレーターはMoleskineのノートブックに作品を描き、オンラインで大規模なファンベースを築き上げている。

 Adobe Creative Cloud connected Paper Tabletは米国のオンラインとMoleskineの店舗ですでに販売が開始されており、価格は34.95ドル(約3900円)。「Pen+Ellipse」と呼ばれる179ドル(約2万円)の特殊なペンが必要で、「Windows」PCと「Mac」の両方に対応する。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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