テクニクス、DJ用ターンテーブル「SL-1200MK7」--11年ぶり新製品

 パナソニックは3月14日、テクニクスブランドからダイレクトターンテーブルシステム「SL-1200MK7」を発表した。DJ用ターンテーブルとして人気を博した「SL-1200MK」シリーズの最新モデルになり、11年ぶりの新製品となる。発売は5月24日。税別価格は9万円。

「SL-1200MK2」
「SL-1200MK2」

 SL-1200MKシリーズは、1972年に登場。1979年に発売した「SL-1200MK2」以降は、ピッチコントローラーを上下にスライドさせる「フェーダー型」に変更するなど楽器を演奏するような操作性を実現し、DJ用の定番機となっている。

 SL-1200MK7は、2016年に発売したSL-1200Gをはじめ、新生テクニクスのHi-Fiオーディオ開発で培った、回転ムラの発生を抑える「コアレス・ダイレクトドライブ・モーター」を搭載。プラッターには、モーターを構成するローターヨークとローター磁石を固定し、モーターとプラッターが強固に結合した構造を採用し、安定性を高めた。

 サイズやボタンレイアウト、プラッターの慣性質量などは、SL-1200MKシリーズの仕様を踏襲し、従来同様の操作感を実現。トルクやブレーキスピードを好みのレベルに調整できるほか、レコードの逆回転再生機能も備え、DJパフォーマンスをサポート。ケーブルのメンテナンス性を高めるため、着脱可能なAC入力/PHONO端子を採用する。

 シャーシは、ABSにガラス繊維を配した特殊素材とアルミダイカストシャーシを一体化した2層構造。高剛性と制振性を両立した強靭な筐体になっているとのこと。インシュレーターは、スプリングとラバーによる構成で、最適な周波数特性を確保することで、高音質と高いハウリング耐性を実現し、大音量時でも効率的に外部振動を遮断できる。

 サイズは高さ169mm×幅453mm×奥行き353mmで、重量は約9.6kg。ユニバーサルS字形トーンアームのスタティックバランス型を採用する。

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