MicrosoftのSkypeチームが新しい「Skype for Web」を発表した。
Skype for Webには、HDビデオ通話、通話の録音、通知パネルなど、2018年10月にプレビュー版で披露された機能の多くが含まれている。
現在の会話内でメッセージを検索するためのチャット内検索ボックスや、会話で共有されたファイル、リンク、写真を検索するためのチャットメディアギャラリーも備える。これを利用すれば、チャット履歴をスクロールするよりも時間を節約できるはずだ。
プレビュー版と同様に、新しいSkype for Webは、「Windows 10」または「macOS Sierra 10.12」以降の「macOS」に対応しており、「Google Chrome」または「Microsoft Edge」の最新版で利用できるとMicrosoftはブログ記事で述べている。
つまり、Skype for Webは「Chromebook」や、「Ubuntu」などのLinuxマシンに対応しておらず、「Firefox」ブラウザもサポートしていないようだ。
Skype for Webのプレビュー期間中にも、この制限によって、一部のユーザーはデスクトップアプリケーションをインストールする必要があることを話題にしていた。
サポート対象のデバイスおよびブラウザ以外を使用しているユーザーには、「サポート対象外のブラウザ」といったエラーメッセージと、EdgeやChromeの使用、またはSkypeアプリのダウンロードを促すメッセージが表示されるようだ。
Skype for Webは基本的にアプリと同様で、ユーザーはアクティビティステータスの更新やSkypeプロフィールへのアクセス、クレジットの追加、Skype番号の取得、「Settings」(設定)へのアクセスを行うことが可能だ。検索ボックス、ダイヤルパッド、チャット、そのほかのボタンの外観や挙動も同じだ。
Microsoftの最初のSkype for Webベータ版は2015年に公開された。その時点ではChromebookとLinuxもサポートされており、2016年には、スマートフォンと固定電話への通話機能が追加された。
またMicrosoftは、Windowsデスクトップ向けSkypeバージョン8の最新のMSI再配布版をリリースしている。これは、既存のSkypeバージョン7の再配布版を置き換えるものだ。管理者は新しいMSIファイルをダウンロードして、配布ソフトウェアを使ってSkype 8を組織に展開できる。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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