フィットビットは、日本でも「Fitbit Versa ライトエディション」や「Fitbit Inspire HR」「Fitbit Inspire」「Fitbit Ace 2」の4製品を3月15日より順次発売する。
Fitbit Versa ライトエディションは、2018年にリリースしたスマートウォッチタイプのFitbit Versa(2万8490円)から音楽再生やオンスクリーンのワークアウト、上った階数の記録といった機能をカットし、2万5290円まで値下げした製品だ。
また、リストバンドタイプの「Alta」「Flex」「Zip」シリーズは刷新され、新たにInspireとInspire HRの2モデルが発表された。Inspireは心拍センサがないもので、価格は1万1790円。心拍センサ付きで、睡眠ステージの分析にも対応するInspire HRは2万1470円。いずれも水泳に対応する耐水仕様となっている。
6歳以上の子ども向けのFitbit Ace 2は、新しく水泳に対応。Fitbitアプリでプロフィールをパーソナライズするためのカラフルなアバターとカバー写真も設定可能になった。子供のアカウントでAce 2を設定するには、保護者がファミリーアカウントを作成でき、保護者は、子供の運動量を随時確認できる。第二四半期に発売予定だ。
フィットビット・ジャパン カントリーゼネラルマネージャーの千川原智康氏は、近年の日本市場のトレンドとして(1)女性ユーザーの増加、(2)2018年11月にリリースした「Fitbit Charge 3」がこれまで発売した過去のどの製品よりも高いアクティベーション率、(3)法人導入の増加──の3点を挙げた。
今後さらなる販路の拡大に向け、これまでの量販店などに加えて新たにウォッチストアなどに展開。ロフトで展開する時計店オンタイムやブランドショップのHappiness、フィットハウス、など新たに約150店舗で販売を開始する。
Fitbit アジア太平洋地域マーケティング、ヴァイスプレジデント ジェイミー・ハードレー氏は、プレゼントにもらったFitbitの製品を活用することで約66kgのダイエットに成功した女性の例やハートレートモニターによって早期に動脈閉塞を発見できた男性の例を挙げ、「すべての人をもっと健康にしていく」と語った。
ゲストとして、サッカー元日本代表の鈴木啓太氏が登壇した。Fitbitを愛用しているという。「現役をやめた理由の一つが不整脈」と明かし、「電車に乗りたいが間に合いそうにないとき、『今日は階段を駆け上がるのは大丈夫かな』と感じるときは、脈拍など見てから判断する。脈拍は重要な数値」と話した。
サッカー選手を引退後、現在は腸内フローラ(腸内細菌)の研究を進めているという。「アスリート時代は、毎日尿の検査をしていた。そうして自身をモニタリングすることで足りないときは水分を補うようになるなど、行動変容が起きる。Fitbitも、身に着けた先にどんな行動変容が起きるかを期待したい。使ってもらって健康な日本社会を一緒に盛り上げていきたい」と語った。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」