世界218カ国・地域の55万軒のホテル・旅館・民泊・別荘を横断的に一括検索できるサービスを提供するWithTravelは3月14日、新トラベルテックサービス「atta(あった)」のベータ版を公開したと発表した。
attaは、ビッグデータやAIを活用し、旅条件と目的や気分、やりたいことなどから旅先を提案する「旅先atta」、旅先や予算、日程から最適な航空券と宿泊施設を提案する「予算でatta」の2サービスで展開する。当初は、日本語と英語に対応。
旅先attaでは、旅先自体を悩んでいるユーザーに対して、旅診断に基づき新たな旅先に出会う機会を提供。旅先のベストシーズンや最安時期を通知する機能を備える。今後は旅診断の結果を同行者や友人、そしてソーシャルメディア上で共有し、行きたい先に投票してもらう機能も公開する予定。
予算でattaでは、旅先や日程、予算などの条件を決めているものの、旅予算内で的確な航空券や宿泊施設を探せていない人や、さまざまな旅行サイトを個別に検索するのが面倒だと思う人に対して、最適な航空券と宿泊施設をセットで提案する。
こだわり条件となる航空会社、乗り継ぎ回数、ホテルランク、民泊の可否など、個人の優先順位を機械学習するため、使えば使うほど自分に合ったプランを発見できるという。今後は、すでに閲覧した宿泊施設よりも、より良い条件のものがでたら通知する機能を公開する予定。
なお、同社は同日に、グローバル・ブレインのファンドから約2億円の資金を調達したことも発表。あわせてグローバル・ブレインのパートナーの深山和彦氏が社外取締役に就任する。さらに、attaのさらなる機能拡張と、東南アジアを中心とした海外進出の拠点として、3月12日にシンガポールに子会社を設立したという。
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