ネスレ日本は3月6日、大井町(東京都品川区)に「ネスカフェ睡眠カフェ」のフラッグシップ店舗をオープンし常時営業を開始。メディア向けのお披露目と記者説明会をあわせて開催した。
このカフェでは、利用者の希望に応じて好きなコースを選び、シーンに応じてカフェインレスコーヒーとカフェインを含むコーヒーを飲み分けて睡眠を取ることができる施設。仮眠前にカフェインを含むコーヒーを飲む「コーヒーナップ」という新しい仮眠スタイルを提案した「ナップコース」や、1時間から3時間の間で希望の利用時間を選び、睡眠前にカフェインレスコーヒー、起床後にカフェインを含むコーヒーが飲める「睡眠コース」を用意。フランスベッドの高級ベッドや最高級のリクライニング機能付きのレザーチェアで、良質な仮眠や睡眠が体験できるという。
睡眠に適した明るさや色をカスタマイズできる「フィリップス Hue」のIoT照明を設置しているほか、森や川の自然音で眠りを誘うハイレゾ音源の安眠ミュージックをBGMとして流し、さらに仮眠や睡眠時の脳波をリアルタイムでモニタリングし、起床後に睡眠の質が計測できる睡眠計測アイマスクも用意されている。
価格は、30分の仮眠体験とコーヒー1杯(ナップコース)で750円(税抜)から。睡眠カフェの公式サイトにて予約の受付を行っている。
今回のネスカフェ睡眠カフェ常時営業店舗の開設は、大井町周辺地区のまちづくりを担う、NPOまちづくり大井と協働で3月から開始した「コーヒーウエルネスプロジェクト」の一環として行われるもの。
ネスカフェ睡眠カフェは過去に3回、期間限定の体験型カフェとしてオープン。その反響や実際に体験した感想をもとに、NPOまちづくり大井からネスレ日本にアプローチ。ネスレ日本としても常設営業について検討を進めていたところで、双方の思惑が合致したという。
NPOまちづくり大井では、品川区が掲げる「都市型観光プラン」や「しながわ健康プラン21」に基づき、ウェルネス(健康)をテーマにしたまちづくり企画を展開。その観点から、ネスカフェ睡眠カフェの試みに着目したという。そしてコーヒーウエルネスプロジェクトでは、ネスカフェ睡眠カフェの常時営業店舗を皮切りに、同サテライト店舗の開設や、コーヒー試飲イベントなども展開していくという。
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