トッパン・フォームズは3月6日、ウェアラブルデバイス&アプリを活用し、眠っている間に女性特有の高温期・低温期を計測し、スマートフォンでその日の測定データと履歴、周期予測などを把握できるヘルスケアIoTサービス「わたしの温度」を開発し、2019年中旬頃(予定)からサービスを提供すると発表した。
同サービスは、同社が長年に渡り、築き上げた技術やノウハウを、ヘルスケアIoTサービスという新たな分野のサービスとして応用展開したもの。
具体的には、ウェアラブルデバイスには、RFID関連サービスで培ってきた無線通信デバイスの開発技術や高精度な温度センシング技術を取り入れ、アプリにはデータ・プリント・サービス(DPS)やBPOなどの事業運営で確立した個人情報取扱技術や、それを基にしたデータの安全安心な保管・運用ノウハウなどを取り入れている。
従来、女性特有の高温期と低温期の把握には、基礎体温計を用いて、毎朝決まった時間に起床し・活動前に規則的かつ、長時間の測定・記録を根気強く行う必要があった。また、測定・記録の手間やバラツキなどに課題を抱えており、簡単に周期を把握できる手法が求められていたという。
わたしの温度では、眠っている間に女性特有の高温期・低温期を測定し、アプリにデータを自動連携するため、起床した時にはその日の測定データと履歴、周期予測などが確認可能。また、高温期と低温期から判断できる日々のタイムリーな健康や美容のサポート情報(今は痩せやすい時期、お肌が荒れやすい時期など)を、意識することなく手軽に得られ、新たな健康文化の醸成につなげられるという。
今後は、わたしの温度を女性の健康管理に関する課題解決支援のために、ヘルスケア関連サービス事業者には、ウェアラブルデバイスで取得できるタイムリーなバイタルデータを活用したヘルスケア関連商品のパーソナライズ化(付加価値向上)支援。健康経営推進企業には、福利厚生の一助として女性社員の健康管理サポートや、データヘルスへの応用支援など、さまざまな形でのサービス提供を進めるとしている。
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