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各種クレカやQRコードのモバイル決済に特化したAndroid端末「PAYMO」--Suicaも予定?

 つい半年ほど前は、モバイル決済といえば「Suica」「Edy」「WAON」といったICチップ技術「FeliCa」ベースの「おサイフケータイ」による非接触決済が主流だった。そこに総額100億円の還元キャンペーンを展開した「PayPay」で、QRコード決済サービスの認知度が急上昇した。

 日本ではまだQRコード決済の利用者が少なく、今なら多くのユーザーを獲得できる可能性があるためか、多くのQRコード決済サービスが新たに開始され、乱立といえるほどだ。スマートフォンに数え切れないほど多くの決済サービス用アプリを入れると、アプリ管理や機種変更時の手続きが面倒なので、デジタル財布機能とそれ以外を分けたくなる。

 そこで、現在クラウドファンディングサービス「Indiegogo」で支援募集中の、決済機能に特化したAndroid端末「PAYMO」を紹介しよう。

決済機能に特化したAndroidデバイス(出典:Indiegogo)
決済機能に特化したAndroidデバイス(出典:Indiegogo)

 PAYMOは、4Gおよび無線LAN(Wi-Fi)、Bluetoothによる通信機能を備え、タッチパネル付き画面を搭載するAndroidデバイス。NFCチップを内蔵しており、各種クレジットカードやモバイル決済サービスの情報を登録しておくと、店舗などで非接触決済ができる。会員カードやポイントカードとして使ったり、スマートロックを解錠する鍵として利用したりすることも可能。詳細は不明だが、日本の「Suica」や英国の「Oyster」、香港の「Octopus」といった交通系カードにも対応するとしている。

クレジットカードやスマートキーなどとして機能(出典:Indiegogo)
クレジットカードやスマートキーなどとして機能(出典:Indiegogo)
Suicaなどにも対応するらしい(出典:Indiegogo)
Suicaなどにも対応するらしい(出典:Indiegogo)

 カメラも搭載し、QRコードを撮影して決済する「WeChat Pay」「AliPay」も使える。4GやWi-Fi経由のオンラインバンキング、PAYMO同士を接触させるユーザー間送金も実行できる。内側カメラによる顔認証と、指紋センサーによる指紋認証にも対応する。

 画面サイズは3.5インチ、表示画素数は640×960ピクセル。マルチタッチ操作が可能。決済用や送金用など3つのボタンが設けられており、ワンタッチで主要機能にアクセスできる。通話機能もあり、VoLTE通話が可能という。

通話もできる(出典:Indiegogo)
通話もできる(出典:Indiegogo)

 サイズは60×88×12mm、重さは約100g。バッテリー容量は1600mAhで、決済だけに使っていればフル充電から30日以上使えるとしている。

分厚いクレジットカードのようなサイズ感(出典:Indiegogo)
分厚いクレジットカードのようなサイズ感(出典:Indiegogo)

 Indiegogoでの目標金額は20万ドル(約2239万円)。記事執筆時点(日本時間3月4日14時30分)で集まった資金はまだ6001ドル(約67万円)。キャンペーン期間はあと27日ある。

PAYMOの紹介ビデオ(出典:Vimeo)


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