丸紅は3月1日、国連が2015年に採択した「持続可能な開発目標(SDGs)」を志向した社会・ビジネスの実現を目指し、ムスカと戦略的パートナーシップを締結したと発表した。
ムスカは、選別交配を重ねたイエバエの幼虫を用いて家畜排泄物や食料残渣などの有機廃棄物を分解。その分解過程で有機肥料や蛋白原料などを生成する循環型バイオマスリサイクル技術を持つ。
両社は、ムスカの保有する技術と、丸紅の長年の穀物トレードを通じて築いた世界中の一次産業生産者(畜産、穀物など)へのネットワークを融合させる。これにより、有機廃棄物の処理に悩む生産者や自治体、食品加工業者、食品小売業者などに、環境負荷と事業性を同時に改善し得るソリューションを提供し、SDGs推進に貢献するとしている。
丸紅では今後も、ムスカのような社会課題に向き合い、先進的な取組みをしているスタートアップとの連携を加速させ、穀物原料供給から食品製品販売のサプライチェーン各段階において、持続可能な社会の実現に貢献できるビジネスを構築するとしている。
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