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リクシル、建材×IoTを加速--スマホから操作できる玄関ドアと電動シャッター発売へ

加納恵 (編集部)2019年02月27日 17時11分
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 LIXIL(リクシル)が、玄関ドアやシャッターのIoT化を加速させている。2月27日、「IoTスマートハウス」時代を見据えた、新玄関ドア「玄関ドアDA」「玄関ドアDA防火戸」と新窓シャッター「スマート電動」「電動」をTOSTEM(トステム)ブランドから発表。いずれもスマートフォンと連携し、スマートな施解錠や開閉に対応する。

新玄関ドア「玄関ドアDA」「玄関ドアDA防火戸」のデモ。玄関ドアの施解錠がスマートフォン上でできる
新玄関ドア「玄関ドアDA」「玄関ドアDA防火戸」のデモ。玄関ドアの施解錠がスマートフォン上でできる

 リクシル 常務役員 LIXIL Housing Technology Japan サッシ・ドア事業部長の関塚英樹氏は「スマートフォンの世帯普及率は75%に達し、今やスマホのない暮らしは考えられない時代に突入してきた。健康管理や家電の操作など、利用シーンが拡大する中、リクシルではスマートフォンを使って家電や建材までをつなげるIoTホームリンク『Life Assist』を2018年に発売した。しかしIoTへの関心度は人によってそれぞれ。今すぐIoT化したいと思う人がいる一方で、まだ必要ないと考える人もいる。新商品はそうしたニーズに合わせてプランを選択できることが特徴。インターネットにつなげて便利な機能を提供するとともに、接続しない使い方でも新しい機能を提供する」と、開発背景を話した。

 新玄関ドアの玄関ドアDA、玄関ドアDA防火戸と新窓シャッターのスマート電動と電動は、いずれも専用アプリを用意し、スマートフォンと連携し使用できる新モデル。Life Assistと連携することで、外出先からの来客対応やすべての窓シャッターを一斉に開閉するなど、便利な使い方を提案する。

 玄関ドアDA、玄関ドアDA防火戸は、スマートロックシステム「FamiLock(ファミロック)」を標準搭載した玄関ドア。専用の無料アプリ「My Entrance(マイ エントランス)」をインストールすれば、スマートフォンが玄関キーとして使えるほか、リモコンキー、カードキー、手動キーと4つのデバイスで施解錠ができるマルチスタイルに対応する。

 My Entranceにより、アプリに操作履歴が残るほか、家族がスマートフォンで施解錠した場合に、登録したアドレスにメールで知らせることも可能。Bluetoothにより、スマートフォンをバッグやポケットに入れたまま、ドアのボタンを押すだけで上下2つのカギが解錠するワンタッチオープンもできる。

 Life Assistと連携すれば、スマートスピーカーでの音声操作や、ほかの建材や家電と連動することも可能。パナソニックのドアホン「外でもドアホン」と連携すれば、外出先でも家の中でも、スマートフォンによる来客応対や施解錠にも対応する。

 発売開始は4月1日。カラーは全21色、デザインは17種をそろえ、参考価格は玄関ドアDAは34万5000円~、玄関ドアDA防火戸は49万5000円~となる。

満足度ナンバーワンなのに採用比率が10%の電動シャッターに新風

新窓シャッター「スマート電動」「電動」のデモ。専用アプリ「My Window」を使ってシャッターの開閉ができる
新窓シャッター「スマート電動」「電動」のデモ。専用アプリ「My Window」を使ってシャッターの開閉ができる

 スマート電動と電動は、スマートフォンで窓シャッターの開閉ができる電動シャッター。寝室などから開閉操作ができるほか、開閉状態をひと目で確認できる。

 リクシルによると、「つけてよかった住宅オプション」をテーマにユーザーアンケートを実施したところ、「電動シャッター」が1位を獲得。通常のシャッターは開閉が面倒、手が汚れるなどの「困りごと」があったが、それらを解消できるツールとして満足度が高いという。

 しかし、リクシル住宅用窓シャッターの電動採用比率は約10%と低い。リクシル LIXIL Housing Technology Japan サッシ・ドア事業部 サッシ商品開発部長の大野真氏は「手動シャッターよりも設置、施工が大変で、問い合わせも多そうなど、施工会社の方が扱いにくいと思われていることがハードルになっていると感じた。そこで、スイッチの配線工事を不要にしたり、無線LANと変換アダプタを介してワイヤレスでつなげる環境を整えたりと、施工会社の方にも扱いやすい構造にした」と進化点を話す。

 専用の無料アプリ「My Window」を使って手持ちのスマートフォンから操作ができ、Life Assistと連携すれば、外出先からもシャッターの操作が可能。スマート電動には、銅板窓シャッターの「標準タイプ」と採風、採光ができる「採風タイプ」の2タイプ、電動には標準タイプのみを用意する。

 発売は東日本地域が4月1日、西日本地域が6月1日。新築用とリフォーム用をそろえ、参考価格は新築用が28万2900円 (電動標準タイプ)、33万2900円 (スマート電動標準タイプ)、54万5600円(スマート電動採風タイプ)、リフォーム用が16万9000円(電動標準タイプ)、19万9000円(スマート電動標準タイプ)、37万7000円(スマート電動採風タイプ)になる。

 関塚氏は「今まで電動シャッターは防犯の観点からアピールしてきたが、2018年は大型の台風が多く、その対策としても有効。今後は防災の部分も訴求していきたい」とコメント。リクシルでは、電気錠搭載ドアと電動シャッターをあわせて、2024年3月期に200億円の売上規模を目指す。

左から、LIXIL Housing Technology Japan サッシ・ドア事業部 ドア商品開発部長の坂元淳一氏、常務役員 LIXIL Housing Technology Japan サッシ・ドア事業部長の関塚英樹氏、LIXIL Housing Technology Japan サッシ・ドア事業部 サッシ商品開発部長の大野真氏
左から、LIXIL Housing Technology Japan サッシ・ドア事業部 ドア商品開発部長の坂元淳一氏、常務役員 LIXIL Housing Technology Japan サッシ・ドア事業部長の関塚英樹氏、LIXIL Housing Technology Japan サッシ・ドア事業部 サッシ商品開発部長の大野真氏

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