5G通信対応を別にすると、2019年の「Mobile World Congress」(MWC)で誰もが最も興奮を覚えたスマートフォンの要素は、折りたたみ式だ。華為技術(ファーウェイ)、サムスンが発表したほか、TCLもコンセプトを披露している。
スマートフォンブランドHonorのプレジデントGeorge Zhao氏は、米国時間2月26日にMWCで米CNETが行ったインタビューの中で、この新たな技術トレンドについて、非常に前向きな意欲を示した。
Honorに独自のフレキシブルなスマートフォンを開発する意向があるかどうか尋ねられたZhao氏は、「もちろんある」と答えた。同氏は現在のところ、そうしたデバイスの法外なコストを懸念している。Honorブランドは、若年層の顧客を重点的に狙っているためだ。それでも、生産量が増加すれば価格は下がり始めるだろう。
「Honorはこれを開発する方法を見出し、当社のターゲット顧客が折りたたみ式スマートフォンを手にすることができるようにしようと私は考えている。私は来年になると思う。来年が(中略)その時になるはずだ」(Zhao氏)
Honorはファーウェイと強力な関係にある。つまり、技術をゼロから開発する必要はないかもしれない。Zhao氏は、「Huawei Mate X」、そして画面を内側ではなく外側に折りたたむ方式が気に入ったという。
Honorは必ずしもファーウェイの研究開発に依存するわけではない(もちろんそうした選択肢があるのは良いことだ)。Zhao氏は、ブランドに対して適切な技術にすることが重要だと考えている。
同氏は、「折りたたみ式スマートフォンについては、われわれが顧客にどのような付加価値を提供できるかということが最も重要だ」と述べた。
また、折りたたみ式スマートフォンより先に、5Gに関して取り組まなければならないことがあるという。
Zhao氏は、「5Gが当社にとって次なるチャンスとなるだろう」とし、「2019年に、必ず5G製品を準備する。5G関連顧客向けの大量導入は2019年末~2020年頃になるだろう」と述べた。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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