バルセロナで開催中の「Mobile World Congress(MWC)」でWestern Digitalが現地時間2月25日に発表したのは、ごく小さな製品だ。だが、この製品を使えば膨大な量のデータを保存できる。
その製品とは、容量1テラバイトのmicroSDカード「SanDisk Extreme microSD UHS-I」だ。同社はプレスリリースで、世界最速のフラッシュメモリだと述べている。
このカードは読み込み速度が最大160Mバイト/秒、書き込み速度が最大90Mバイト/秒で、Western Digitalが2018年にリリースした容量400GバイトのmicroSDカードとほぼ同じだ。また、SDアソシエーションが定める「A2」規格に準拠しており、アプリをすばやく起動できる。したがって、「Nintendo Switch」で「大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL」を起動したり、カードに保存された写真や動画にアクセスしたりする時間が大幅に短縮されるだろう。
1テラバイトもの容量はいらないという人には、代わりの選択肢も用意されている。Western Digitalは、512Gバイトのカードも発売する。
どちらのカードも4月に発売予定だが、価格は安くない。1テラバイトのカードは449.99ドル(約5万円)、512Gバイトのカードは199.99ドル(約2万2000円)だ。なお、2018年発売の400Gバイト版は、当時250ドル(約2万8000円)で売られていたが、今は米国のAmazonで110ドル(約1万2000円)ほどで販売されている。
Micronも同日、容量1テラバイトのUHS-I対応microSDカード「Micron c200 1TB microSDXC UHS-I card」を発表している。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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