Googleは、音声アシスタント「Googleアシスタント」を文字通りいつでも手元で利用できるものにしたいと考えている。そのため、同社は「Android」スマートフォンを手がける複数のメーカーと提携し、2019年内におよそ1億台のスマートフォンに専用ボタンを搭載することにした。バルセロナで開幕した「Mobile World Congress(MWC)2019」で発表した。
このGoogleアシスタント専用ボタンというアイデアに乗ったメーカーは、LGとNokia、および小米(シャオミ)だ。Googleによれば、今後発売されるLGの「G8 ThinQ」と「K40」、Nokiaの「Nokia 3.2」と「Nokia 4.2」、シャオミの「Mi Mix 3 5G」と「Mi 9」などのモデルにアシスタントボタンが追加されるという。MWCでは、アシスタントボタンを持つこれらの新しいモデルも発表された。
さらにTCLとVivoも、2019年内にGoogleアシスタントボタン付きのスマートフォンを発売する予定だ。これらをすべて合わせると、2019年には1億台のデバイスにGoogleアシスタント専用ボタンが搭載されるとGoogleは見込んでいる。
Androidスマートフォンに搭載されるアシスタントボタンは、Googleの「Pixel 2」に搭載された「本体の側面を押してアシスタントを起動」する機能を拡張したものだ。
Googleはまた、SMSに「WhatsApp」などのメッセージアプリ並みの機能をもたらす世界標準規格「RCS(Rich Communication Services)」に対応したサービスの導入を進めている。同社によれば、すでに24カ国でRCSサービスを開始したという。
さらにGoogleは、スマートフォンの利用時間を制限できるツール「Digital Wellbeing」を使えるモデルを増やそうとしている。すでに「Pixel」と「Android One」では利用が可能だが、その他のモデルでも、Motorolaの「Moto G7」シリーズを皮切りに利用できるようにするという。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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