スマートフォン向け多眼カメラ技術を手がけるLightは、ソニーセミコンダクタソリューションズと提携し、複数イメージセンサー対応ソリューションの開発と販売で協力すると発表した。
Lightは、多数のカメラモジュールを連動させて1枚の写真を撮る、特殊なカメラの開発企業。たとえば、同社の「L16」は、カメラモジュールを16個搭載する。
複数のカメラで同時に取得した画像を合成すると、撮影後でもピントや被写界深度の変更が可能になる。さらに、画角内にある対象物までの深度情報も得られるため、自動車に搭載する距離センサーなどへの応用も考えられる。
Lightはソニーとの提携を通じ、マルチイメージセンサーによる画像処理ソリューションのリファレンスデザインを開発し、顧客やパートナーへ提供していく。特に、カメラモジュールを4個以上搭載するスマートフォン向けの多眼カメラアプリケーションに注力する計画。
なお、Lightに対しては、ソフトバンクの投資ファンドSoftBank Vision Fundなども出資している。
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