Uber TechnologiesとLyftの両社は、どちらも2018年12月に新規株式公開(IPO)の申請書類を提出したと報じられた。しかし今回、Lyftはライバルに先んじてIPOを実施しようとしているようだ。
The Wall Street Journalは事情に詳しい情報筋の話として、Lyftが3月末にIPOを計画していると報じた。記事によると、LyftはNASDAQに上場するという。
LyftはUberより規模が小さく、先に上場するのが賢明だろうとアナリストらは述べている。Uberによって影が薄れることがなくなるからだ。
企業のIPO計画を支援しているDavidoff Hutcher & Citronのパートナー、Elliot Lutzker氏は次のように述べている。「Lyftは規模でUberに及ばず、そのため先に上場すれば、後になってからでは難しかったであろう方法で注目を集められるかもしれない。また、Lyftは、Uberが不安定で議論を呼ぶ状況にあることがLyftのIPOに影響を及ぼし、Lyftの株価にも影響しかねないと懸念しているのかもしれない。先に上場することで、どちらの潜在的問題も避けられる」
UberとLyftは潜在投資家に対し、それぞれの事業の異なる側面を強調すると予想される。Uberは、フードデリバリーや空飛ぶタクシーなどの多様なサービスを展開するグローバル企業としてアピールするとみられる。Lyftは米国とカナダでのみサービスを展開しており、安定した輸送会社であることを前面に押し出す可能性がある。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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