シャープは2月18日、モバイル型ロボット「RoBoHoN(ロボホン)」の新製品3機種を発表した。2月27日より発売する。発売に先駆けて、ウェブサイトで予約受け付けを開始している。
2016年5月の初代ロボホンの発売からまもなく3年、これまで通り二足歩行ができる「SR-03M-Y(LTE/3Gモデル)」と「SR-04M-Y(Wi-Fiモデル)」に加え、新たに“着座”タイプの「RoBoHoN lite」として「SR-05M-Y(Wi-Fiモデル)」がラインアップに加わった。
SR-05M-Yは主に法人をターゲットにした戦略商品だ。歩行に対応しないが、希望小売価格は7万9800円(税別)からで、Wi-Fiモデル(12万円)やLTE/3Gモデル(18万円)よりも安価に利用できるようになった。
「これまで、買っていただくのに価格が障害になっていた。買っていただいたお客様には満足いただいている。よりたくさんのユーザーに使っていただくためにRoBoHoN liteを出した。お求めいただきやすい価格になった。家族で一緒に使うことをポイントに機能強化をしているが、用途を広げるために、法人向けも拡大をしている。よりたくさん使っていただきたい」(専務執行役員 スマートホームグループ長 兼 IoT事業本部長の長谷川祥典氏)と語った。
CPUはクアッドコアからオクタコアへとパワーアップし、対応バンド(LTE)が増えて、1/3/8/19/26/41になった。Wi-Fiは2.4GHzに加えて新たに5GHzにも対応した。ディスプレイは約2.0型から約2.6型に拡大している。
「基本性能を向上しながら、ほとんど同じ姿。第1世代との互換性を保つことを非常に重要視した」(IoT HE事業本部 IoTプロダクツ事業統轄部 市場開拓部長の景井美帆氏)と説明した。従来と合わせて46のアプリが利用可能になっている。
また、「これまでは個人に寄り添うパートナーとしてアプリやサービスを提供してきた。今後は家族で使えるサービスを提供し、個人だけでなく家族のロボホンとして進化していきたい。なぜ子供のいる家庭なのか。ロボットと生活をする体験をしてほしいという思いから」(景井氏)とし、家族に役立つサービスを強化している。
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