ソフトバンク、教育向けマイコン「micro:bit」と独自教材をセット販売

 SB C&Sは2月15日、手のひらサイズのプログラミング学習用のコンピューターボード「micro:bit(マイクロビット)」に、家庭学習用のオリジナル教材と機能を拡張できるアイテムをセットにした「micro:bit はじめてセット」(4980円)と「micro:bit アドバンスセット」(6980円)を2月22日に発売すると発表した。SoftBank SELECTIONのほか、家電量販店やAmazonで販売する。

micro:bit本体
micro:bit本体

 同社によると、micro:bitは誰でも直感的にプログラミングを学べる教材として、英国では小学校5〜6年生全員に無償配布されるなど世界40カ国で活用されているという。本体には、LEDや磁気センサーなどを搭載し、PCで作成したプログラミングを実際にmicro:bitで確認できる。また、センサーの追加や外部装置との接続により機能を拡張でき、より高度で複雑なプログラミングにも対応する。

 今回発表した「micro:bit はじめてセット」と「micro:bit アドバンスセット」は、2020年の小学校でのプログラミング教育必修化に向けて、micro:bit本体と、家庭で学べるmicro:bit専用教材をセットにしたもの。この教材は、ロボット教育学の第一人者である相模女子大学小学部 副校長の川原田康文氏と共同開発したという。

 プログラミング学習の経験がない保護者でも、教材に沿って簡単に子どもに教えることができ、学習効果を高められるとしている。教材は、レッスン1からレッスン6までの6段階で構成されており、「micro:bit はじめてセット」はmicro:bitに搭載されている機能を活用して学習するレッスン4まで対応。「micro:bit アドバンスセット」は付属のアイテムで機能を拡張し、さらに学習領域を広げるレッスン6までのすべての内容に対応している。

キャプション

 また、「micro:bit はじめてセット」には、micro:bit本体のほか、本体ケース、microUSBケーブル、電池ボックス、学習教材(SB C&Sオリジナル)が同梱される。「micro:bit アドバンスセット」には、「micro:bit はじめてセット」の内容に加え、拡張用コネクター、超音波センサー、圧電スピーカー、ワニ口クリップが用意されている。

 ソフトバンクでは、CSR活動として「Pepper 社会貢献プログラム」および、「Pepper 社会貢献プログラム2」に参加中の全国100校以上の小中学校を対象に、4月から実施予定の「IoTチャレンジ」において「micro:bit はじめてセット」と「micro:bit アドバンスセット」の内容をもとにした、教員向け教材を無償で提供するという。

 IoTチャレンジは、人型ロボット「Pepper」とmicro:bitやセンサーがインターネットを介して連携することにより、単体のプログラミング教材では成し得なかった、より創造的なプログラミング学習を実現し、次世代の人材育成に貢献することを目指す。

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