KDDIら、5Gを活用した複数台の遠隔監視型自動運転の実証実験

 アイサンテクノロジー、KDDI、KDDI総合研究所、損害保険ジャパン日本興亜、ティアフォー、岡谷鋼機、名古屋大学は2月5日、愛知県一宮市で2月9日より「平成30年度自動運転実証推進事業」における自動運転の実証実験を実施すると発表した。国内で初めて一般公道における5Gを活用した複数車両の遠隔監視型自動運転を行うという。

 今回の実験では、2台の自動運転車(うち1台に5Gを搭載)の運転席を無人の状態としたうえで自動走行をする。また、自動走行にあたって、遠隔にいる1名の運転手が2台を同時に監視し、緊急時には制御をするという。

 各社の役割として、事業を統括するアイサンテクノロジーは、高精度3Dマップ更新・作成とアプリケーション作成、自動運転の実証、報告書作成を担当する。

 KDDIは、5G自動運転車の開発・提供と4G LTE通信ネットワークの提供、5Gエリアの構築・評価と車載通信機および、遠隔管制卓とクラウドシステムをつなぐ通信システムを提供する。KDDI総合研究所は、5G自動運転車の開発・提供、5Gを活用した遠隔自動運転実現のためのシステム設計の検討と実装のサポートをする。

 損保ジャパン日本興亜は、自動運転に係るリスクアセスメント、自動運転専用保険・サービスの開発検討。ティアフォーは、自動運転ソフトウェア「Autoware」の提供と、自動運転に係る技術支援と助言。岡谷鋼機は、自動運転事業の実用化検証支援。名古屋大学は、モニター調査および、取り纏めを担当するという。

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