Appleは、Facebookの従業員が社内で使用およびテストするための「iPhone」アプリを同社が配布できないようにする措置を講じたが、今回、それを解除した。
Facebookは、企業が従業員向けのアプリを開発できるようにするためのプログラムを利用することで、一般利用者向けのアプリに対するAppleの審査プロセスをかいくぐっていた。これを受け、AppleはFacebook ResearchアプリのiPhoneユーザーへの提供をブロックするとともに、Facebookの同プログラムへの登録を取り消した。
Facebookは、iPhoneユーザーに1カ月あたり最大20ドル(約2200円)と紹介料を支払い、「Facebook Research」アプリをダウンロードさせていた。このアプリは市場調査の一環として、ユーザーのスマートフォンやウェブ上の活動情報に、同社がアクセスできるようにするものだった。このソフトウェアを通じて、Facebookはウェブ検索、位置データ、プライベートメッセージを含む、ユーザーのデータにアクセスすることが可能だった。
Facebookの広報担当者は声明の中で、「社内での従業員向けアプリの使用を可能にする『Enterprise Certification』が再び有効になった。当社は現在、社内アプリの使用を開始する準備をしている。本件が当社の消費者向けサービスには影響していないことを明確にしておきたい」
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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