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「Chrome 72」がリリース--HPKP廃止、TLS 1.0/1.1を非推奨に

Catalin Cimpanu (Special to ZDNet.com) 翻訳校正: 湯本牧子 高森郁哉 (ガリレオ)2019年01月30日 11時22分
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 Googleは米国時間1月29日、「Chrome」の最新版である「Chrome 72」をリリースした。「Windows」「Mac」「Linux」ユーザー向けにアップデートされている。

 Googleは過去3〜4回のリリースで、Chromeのユーザーインターフェース(UI)やユーザー体験(UX)を変更したが、今回のリリースでは、同ブラウザの基盤となるウェブAPIおよびプロトコルを大幅に変更している。

 すべての変更のうち、ユーザーがChrome 72で把握しておくべき重要なアップデートは3つある。3つのうち最も重要なのは、RFC 7469で規定されている標準規格HTTP Public Key Pinning(HPKP:HTTP公開鍵ピンニング)のサポートを完全に廃止したことだ。

 HPKPはすでに非推奨とされており、Chromeのサイトオーナー向け開発者コンソールではエラーが表示されていた。それが廃止されたことで、Chromeは今後、HPKPを採用しているサイトを一切サポートせず、公開鍵のピン留めを拒否するようになる。幸い、この変更はそれほど多くのウェブサイトに影響しないだろう。HPKPの実装は容易ではなく、これを採用したウェブサイトはごく一部だからだ。

 バージョン72における第2の大きな変更は、FTPプロトコルを介して読み込まれるリソースをChromeが一切レンダリングしなくなったことだ。

 Chromeでは今後も変わらずFTPディレクトリの内容が表示されるが、ウェブサイトがFTPリンクにホストされている画像やJavaScriptファイルを読み込もうとすると、Chromeでプロンプトが表示され、画像をレンダリングしたりファイルを実行したりするのではなく、画像またはファイルをダウンロードするよう求められる。

 Chrome 72で第3に大きな変更は、古くなった標準規格Transport Layer Security(TLS)1.0および1.1を非推奨にしたことだ。この動きは、2020年初めにリリース予定の「Chrome 81」でこれら2つの規格のサポートを廃止するための第一歩だ。

 今回のリリースによって、Chromeの新しいバージョン番号は「72.0.3626.81」となった。Windows、Mac、Linuxのユーザーは、Chromeに組み込まれたアップデートツールを使用して最新版をインストールできる。Chrome 71からの変更点を網羅したログ全文は、Google Gitで公開されている。

 Googleはまた、Chrome 72でセキュリティのバグ58件を修正した

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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