セガ・インタラクティブとコナミアミューズメントは1月25日、共同展開しているアミューズメント向けマルチ電子マネーサービスについて、新たにQRコード決済への対応を発表した。
このマルチ電子マネーサービスは、TFペイメントサービスの提供するクラウド型決済プラットフォーム「Thincacloud」(シンカクラウド)を採用。シンカクラウドが新たにQRコード決済にも対応することにあわせて、マルチ電子マネーサービスでもQRコード決済が可能になるという。
第1弾として、2019年春に中国のアリババグループの関連会社であるアント フィナンシャル サービスグループが提供する「Alipay」(アリペイ)と、同じく中国で多く利用されている、コミュニケーションアプリ「WeChat(ウィーチャット)」内で提供される決済サービス「WeChat Pay」(ウィーチャット ペイ)に対応。
さらに、2019年夏以降に「楽天ペイ(アプリ決済)」「d払い」「LINE Pay」「PayPay」といった、国内のQRコード決済サービスにも順次対応予定という。
シンカクラウドにおいては、クラウド上で決済処理を行うため、店舗側や端末に提示・表示されたQRコードを消費者がスマホのアプリで読み取って決済する「店舗掲示型(読み取り支払い)」の決済サービスと、消費者が提示したQRコードを店舗の端末やPOSレジで読み取り決済する「消費者提示型(コード支払い)」の決済サービスの両方式への対応が可能。マルチ電子マネーサービスでは店舗掲示型の決済サービスを使用するため、店舗側はカメラなど追加の設備投資が必要なく、すでにアミューズメント機器に設置されているシンカターミナルを取り外すことなく、ソフトウェアをオンラインアップデートするだけで対応が可能となる。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」