「Windows 10」の次期バージョンには、「Windowsをさらによいものに」するためにMicrosoftアカウントで各種デバイスやサービスを設定するよう促す、新しいセットアップ手順が導入されるかもしれない。
Windows 10の次期機能アップデート(バージョン1903)で、システムの初回起動時に、Microsoftアカウントを使用するサービスのセットアップを促す表示が新しく追加される可能性がある。
Microsoftは現在、この機能を「19H1」ブランチの最近のビルドでテストしている。
Ghacksの記事では、最近のビルドに「Let's make Windows even better - this shouldn't affect what you've already set up(Windowsをさらによいものに--この作業はすでにセットアップ済みのものには影響を与えません)」という画面表示が追加されていることを確認している。
Microsoftがユーザーにセットアップを促そうとしている重要な機能の1つは、スマートフォンとPCの連携だ。この手順では、電話番号の入力を求められるようだ。
表示される画面の説明によれば、この手順は「基本的なアプリ」を導入してデバイス間の連携を容易にするためのもので、電話番号を送信すると、スマートフォンに「最初のアプリ」をインストールするためのリンクがSMSで送られるという。このアプリは、スマートフォン同期用の「Your Phone」アプリかもしれない。
Microsoftは以前から、ユーザーにすべてのクロスデバイスのモバイルアプリを利用させようとしており、これには「Microsoft Launcher」「Edge」、Android用「Cortana」「Continue on PC」、iOS用Cortanaが含まれる。
セットアップを促されるその他のMicrosoftアカウントサービスには、「Windows Hello」「Office 365」「One Drive」が含まれる。また、「Do more across devices(デバイスをまたいでできることを増やす)」というセットアップ項目も追加されている。
Microsoftは最近、「Windows 10 19H1 Insider Preview」に、「Windows Hello Face」や指紋認証、PINなどを使った、パスワードなしでWindowsにサインインする機能を利用しやすくする仕組みを導入している。
セットアップ時にMicrosoftアカウントの連携を行いたくないユーザーは、「Skip for now(今は設定しない)」を選ぶこともできる。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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