Microsoftは米国時間1月16日、「Windows 10 19H1」の最新テストビルド(Build 18317)を「Fast Ring」のテスター向けに公開した。同社は19H1の一連のテストビルドでさまざまな機能を追加(あるいは削除)しているが、今回のビルドでは「Cortana」が検索ボックスとは独立して配されている。この変更は、多くの人々が以前から予想していたものであり、「Windows Insider」プログラムの一部のテスターたちによって「数週間」にわたってテストされていたものだ。
Build 18317では、検索機能とCortanaがタスクバー上に別々に配されている。Microsoftはこの変更によって、「ターゲットとするオーディエンスとユースケースに最善の結果をもたらすために、それぞれのエクスペリエンスが独立して刷新していけるようになる」と説明している。多くの「Windows」ユーザーは、Cortanaと検索機能を一体化するという同社の当初の考え方を理解する、あるいは評価するまでには至っていないようだ。
同社は「Microsoft Search」機能を「Windows 10」や「Office 365」「Microsoft Edge」「Bing」(Bingの「Microsoft Search」機能、旧称「Bing for Business」を含む)を横断して統一されたエクスペリエンスにしようとしている。またCortanaに関しては、スタンドアロンのデジタルアシスタントという存在から、組み込み型の生産性向上支援機能へと変わりつつある。
Build 18317では、「Windows Subsystem for Linux」(WSL)で問題が発生する場合があるという既知の問題があるため、WSLが必要なテスターは今回のビルドの利用を避けた方が良さそうだ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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