Googleが「G Suite」ユーザー向けに「Google Docs」「Google Sheets」「Google Slides」「Google Sites」をアップデートし、ウェブ版のデザインを「Material Design」のガイドラインに沿ったものに変更する。
このアップデートでは、Googleのオンライン生産性アプリのデザインが変わるだけで、機能に変更はない。「Gmail」のデザインも2018年に刷新されている。Gmailは、「Smart Compose」やオフラインサポートの提供など、機能的にも変更が施された。
Googleが公開している変更前と変更後のスクリーンショットを見ると、ボタンやフォント、メニューがわずかに変わっていることが分かる。例えば、Slidesでボタンのテキストが「PRESENT」から「Present」に変更された。また、背景に薄いグレーを採用していたがクリーンな白になっている箇所がある。
これまで青色だった「SHARE」ボタンは、Slidesのアイコンと同じ黄色に変更されている。ボックスの角も尖ったものから丸みを帯びたものに変わった。「Format options」メニューのヘッダは、これまで濃いグレーの背景に白色のテキストが書かれていたが、背景が白、テキストが黒になっている。また、黄色でAの文字が書かれた新しいロゴも追加されている。
Googleによると、この新しいデザインは、Googleによるカスタムデザインの非常に読みやすい書体を用いたインターフェースタイポグラフィがあるほか、ボタンやダイアログ、サイドバーが一貫性を持つようにアップデートされている。また、イコノグラフィーは「読みやすく、鮮明で、新鮮な感触を備えたもの」になった。
Googleは、「このスタイルの変更はGoogleの新しい一貫したデザインアプローチの一環だ。今後、ほかのG Suiteアプリケーションにも同様の変更を施す予定だ」としている。
この新しいデザインは、「G Suite Basic」「G Suite Business」「G Suite Enterprise」「G Suite for Education」「G Suite Enterprise for Education」「G Suite for Nonprofits」で提供される。
新しいデザインは自動的に有効化され、管理者が対応する必要はない。即時リリースドメインでは米国時間1月15日、計画的リリースドメインについては2月11日より提供が開始される。
またGoogleは、G SuiteのBasic EditionとBusiness Editionを値上げすると発表した。4月2日より、Basic Editionは1ユーザーあたり月額5ドル(日本では600円)から6ドルに、Business Editionは10ドル(日本では1200円)から12ドルになる。Enterprise Editionは25ドル(日本では3000円)のまま変更はない。年間プランでは、4月2日以降に顧客のプランが最初に更新される際に新価格が適用される。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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