ナイキは1月16日、バスケットボールプレイヤー向けのシューズとして、最先端のフィットのためのソリューション「ナイキアダプト」を用いたスマートシューズ「ナイキ アダプトBB」を発表した。希望小売価格は税込3万7800円。2月17日から、SNKRSおよび、一部専門店で発売開始予定。
同社によると、通常、バスケットボールのゲーム中にアスリートの足は変化するという。そこで、素早くシューズのフィットを変え、シューズを緩めて血流を高めたり、ゲームに戻る時にきつく締め直したりすることは、アスリートの体験をより良くする重要な要素になると考えたという。
カスタムフィットを実現するために最も重要な役割を果たしたのは、パワーレーシングを使った同社初の汎用パフォーマンスシューズである「ナイキ ハイパーアダプト1.0」(2016年発表)だという。
同社は今回、進化したパワーレーシングシステムとアプリ、継続的にアップデートされるファームウェアを組み合わせたプラットフォーム「ナイキアダプト」を開発。「ナイキ アダプトBBバスケットボールシューズ」へと取り入れた。
本製品は、プレイヤーが足を入れると、専用のモーターとギアが足が必要とする圧力を感知し、ぴったりとしたフィット感を維持するために調整を開始するのが特徴。足の下のレーシングは、足がさまざまな動きをしている時にもしっかりとシューズに安定させるため、標準的なパラシュートコードとほぼ同じ約14.4kgの力で引っ張ることができる強度になっている。
シューズの調整は、手で操作するかあるいは、スマートフォンアプリから行え、試合の局面に合わせたフィット設定を実行できる。例えば、タイムアウトの時にゲーム再開までシューズの紐を緩めるといったことが可能。
今後は、ウォームアップ用に異なる締め付けの程度を設定する機能も追加する予定。さらに、今後提供されるフィットアダプト技術のファームウェアを更新することで、フィット精度を高めたり、今後展開する新しいデジタルサービスを受けられたりできるようになるとしている。
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