レノボは米国時間1月8日、CES 2019の開幕に合わせて、タブレットとスマートディスプレイの両方の利点を兼ね備えた新製品「Smart Tab」2機種を発表した。
10インチの「Android」搭載タブレットとして、GoogleのモバイルOSであるAndroidを最大限に活用できる一方で、ドックに設置すれば、Amazonの「Echo Show」に似たスマートディスプレイとなり、室内のどこからでもよく見える画面を備え、常時オンのマイクを通して、いつでもAmazonの音声アシスタント「Alexa」に話しかけることができる。
2機種のうち「M10」は、価格が200ドル(約2万2000円)からでスレートブラック仕上げ。「P10」は300ドル(約3万3000円)からで、色はオーロラブラック、前面と背面の両方にガラス素材を使ったデザインだ。P10はまた、価格差の分、メモリとストレージの容量が大きく、指紋センサを搭載する。フロントカメラとリアカメラの画素数も多い。「Android Oreo」と「Qualcomm Snapdragon 450」プロセッサは両モデルに共通する。いずれも8日から事前注文を受け付け、1月中か2月初旬に出荷予定だ。
ドックは両モデルで共通だ。3ワットのスピーカ2基と遠距離マイク3基を搭載し、部屋の離れた場所からの命令も聞き取ることができる。タブレットをこのドックに搭載すると、いずれもAlexaに対応するスマートディスプレイとして機能する。Alexaに音声コマンドで命令でき、聞いてほしくない場合にはドックのミュートボタンが使える。
発売当初は、音声通話とビデオ通話が利用できず、Echo Showの動画フィードを視聴することもできない。レノボは2019年中に、これらの機能をアップデートで追加する予定だ。
レノボはまた、Amazonの商用提携の一部について権利を持っていないため、これらのタブレットの発売時点で「Hulu」などの一部サービスも利用できない。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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