リーガルテックサービスを開発・運営するGVA TECHは1月15日、法人登記への必要書類を自動作成してくれる法人登記支援サービス「AI-CON 登記」を公開した。
スタートアップ企業の成長過程において、増資や本店移転などの登記事項は頻繁に発生するが、煩雑な作業をともなう登記手続きはビジネススピードを妨げる要因となっていると同社では指摘。また、司法書士に依頼すると数万円程度の費用が生じるため、コスト面でも負担となっていたと説明する。
そこで、必要書類をオンライン上にアップロードし、最低限の入力をするだけで、法人登記への必要書類を自動作成する法人登記支援サービスであるAI-CON 登記を、司法書士法人ライズアクロスの協力のもと開発した。これにより、自動作成した書類に押印し、法務局に送付するだけで登記手続きが完了できるという。
アップロードのための登記情報は、サービス上で無料取得できる。「店舗移転」と「募集株式の発行(増資)」については、5000円の利用料がかかる。さらにオプションとして、作成した書類を法務局への郵送用封筒と共に届ける「お任せレターパック」も5000円で提供する。このほか、業務提携先のライズアクロスに対し、メール、電話、chatworkでの相談が可能。なお、作成された書類が、法務局から訂正の指摘があった場合や登記が受理されない場合には、利用料金を全額返金するとしている。
同社はこれまでに、AI 契約書レビュー「AI-CON レビュー」、契約書作成支援サービス「AI-CON ドラフト」を提供しており、2018年4月のリリース後、事業規模を問わず2000社以上のユーザーに利用されているという。今後も、対象となる登記手続きを順次拡大していく予定で、商号変更、目的変更、株式分割、発行可能株式総数の変更といった登記支援サービスを開発中だという。
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