HPが、「世界初のデタッチャブル『Chromebook』」と称する製品を発表した。
この「Chromebook x2」は、キーボードを取りつけると従来のノートPCとして、またキーボードを取り外すとタブレットモードで使用できる。
キーボードを取りつけた状態では、厚さ15.3mm、重量約1.42kgだが、タブレットモードでは厚さ8.2mm、重量約735gとなる。12.3インチのタッチスクリーンはQuad HDの解像度を備え、耐久性の高い「Gorilla Glass 4」を採用している。プロセッサはIntelの「Core m3-7Y30」、メモリは最大8GバイトのLPDDR3メモリを搭載する。内蔵ストレージは32Gバイト、microSDで最大256Gバイトの拡張が可能だ。
同製品のバッテリ駆動時間は最大10時間で、「B&O PLAYのカスタムチューンによるオーディオ」を採用したデュアルスピーカーを搭載し、前面および背面カメラ(5MP/13MP)を備える。
また、データ転送、充電、ディスプレイ用としてUSB-Cポート2基のほか、microSDカードスロットとオーディオジャックを備え、一部モデルではデジタルペンも付属する。Chromebook x2の価格は599.99ドル(約6万4000円)からで、米国で現地時間6月10日に発売予定だとHPは述べている。
Googleの「Pixelbook」の方が高いとはいえ、約600ドルという価格は他の多くの競合Chromebookに比べて高額だ。しかし、キーボード着脱式でスタイラス対応という点から、Chromebook x2はAppleの「iPad Pro」の競合製品としても開発された可能性がある。問題は、ユーザーが「Chrome OS」搭載で「Android」アプリを利用できるデバイスを選ぶか、それとも「iOS」搭載のタブレットを選ぶかだ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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