最後に操作性について。popIn Aladdinには、専用リモコンがついているが、これがかなりシンプル。基本ホームボタンと決定ボタン、操作キーさえ分かれば、プロジェクターの操作はできる。シーリングライトを使う場合は、専用の電源ボタンとモード切替だけなので、こちらも簡単だ。注意すべき点があるとしたら、音声と画面フォーカスの調整ボタンが兼用になっており、先端のスイッチで切り替えることだ。画面フォーカスは一度設定してしまえばしばらく使うことはないので、基本的には音量側にスイッチを入れておけば問題ない。
リモコンには音声入力ボタンとマイクがあり、スマートスピーカーのように音声で操作もできる。ただ、スマートスピーカーではないので、基本的にはアプリや機能の呼び出しをすることが目的で、今日の天気を聞いたり、インターネット検索をしてくれたりするわけではない。Amazonプライム・ビデオやSpotifyの場合は、虫眼鏡マークを選択したあと、検索ワードを入れる時に音声入力をすることができる。アマゾンの「Fire TV Stick」のように、音声ボタンをいきなり押してしまうと、Amazonプライム・ビデオ内ではなく、popIn Aladdin内での検索となるので、この違いを理解するとより使いやすくなる。
スマホアプリにより、スマートフォンでリモコン操作をすることも可能だ。音声入力はできないが、それ以外はリモコンよりもUIがわかりやすいので、こちらの方が使いやすい。
プロジェクターを導入してみたいけれど、本体やスクリーンの設置場所がないと言う人には、オススメ。こういった3 in 1タイプのモデルは、どれか1つでも故障してしまうと、修理するとき、すべてが使えなくなってしまうと言う弱点もある。特にシーリングライトは毎日使い、使えないと生活に支障をきたすので、故障の時に備えて、現在使っているシーリングライトは捨てずに予備として保管しておく方が良いだろう。
導入する場合は、家庭内無線LANを導入していないのであれば、一緒に導入することをオススメする。というか、無線LANでしかアプリが機能しないうえ、さまざまなアップデートに対応できないので導入は必須項目。すでにYouTubeのアカウント対応やAmazonプライム・ビデオの追加など、数回のアップデートを実施し、初期状態とは比べものにならないほど、使いやすくなっている。
また、nasneもあるとかなり便利だ。もしくは、Amazonプライム・ビデオやNetflixなど、動画サービスの入会もおすすめ。これらをそろえることで、popIn Aladdinの利便性と多様性が格段にアップするので、是非導入の検討をしてみてはいかがだろうか。
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