ニコンは、自動運転車などで利用される距離計測センサのLiDAR(ライダー)を開発、製造する米国企業のVelodyne LiDARに対し、2500万ドル(約27億6075万円)出資した。両社は、技術開発と製造で協業するほか、事業展開でも協力する考え。
LiDARとは、レーザー光線を照射し、どの方向のどれだけ離れた位置に物体があるか検知するためのセンサ。周囲の状況を把握しなければならない自動運転車にとって、必要不可欠なデバイスだ。
Velodyne LiDARは、カリフォルニア州サンノゼに本社を置くLiDAR企業。同社によると、ニコンの持つ光学技術および精密技術をVelodyne LiDARのセンサ技術と組み合わせ、幅広いビジネス領域での関係構築を検討していくという。
両社の技術が応用可能な分野は自動運転車にとどまらず、ロボットや地図、セキュリティ、ドローンといった幅広い用途に適用できるとしている。
Velodyne製LiDAR「VLS-128」の紹介ビデオ(出典:Velodyne LiDAR/YouTube)
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