カメラ性能で選ぶ2018年のスマホ--作例で見る写真家・三井公一のベスト3

　手軽に写真を撮影できるツールとなっているスマートフォンは近年、TwitterやInstagramなどのSNSの普及とともに、カメラ性能がより重要視される傾向にある。

　フォトグラファーとして活躍するSasurauさんこと三井公一さんは、カメラのみならずさまざまなスマートフォンを活用し、数多くの作品を出し続けている。そうした三井さんがカメラ性能で選んだ2018年のスマートフォンベスト3とは（編集部）。

　2018年も多くのスマートフォンが登場した。カメラ性能に注目してベスト3を選ぶとしたら下記の3機種だろうか。

Leicaブランドのトリプルカメラ--HUAWEI P20 Pro

　HUAWEI P20 ProはなんといってもLeicaブランドのトリプルカメラを搭載し、話題をさらったことが記憶に新しい。

　約4000画素の標準カメラ（35mm判換算27mm相当F1.8）、約800万画素の望遠カメラ（同80mm相当F2.4）、そして約2000万画素のモノクロカメラ（同27mm相当F1.6）を搭載して、広角から望遠までスマートフォンの撮影領域を大きく拡張したことが評価できる。また約4000万画素カメラのセンサーサイズが1/1.7インチと大型なのも画質の向上に寄与した。

夜間撮影の画質には驚かされた。手持ちでラクラクこのような写真が撮れるのだ

光学的にスマートフォンの望遠撮影を実現したHUAWEI P20 Pro。表現の幅を拡張してくれた

描写はAndroidらしい硬さが残るものの、ディテールをうまく見せることに成功している