日本で絶大な人気を誇るiPhone。2018年のモデルでようやくボケをコントロールできるように進化。デュアルカメラのスペックは35mm判換算で26mm相当F1.8、望遠側のカメラは52mm相当F2.4となった。絵作りは「スマートHDR」で前モデルから大きく変化し、撮って出しでもいわゆるインスタ映えするリッチな味付けに。
シングルカメラ搭載ながら「AI」によって美しいボケ味を実現した驚きのカメラ性能が魅力な1台。ボケだけでなく「超解像ズーム」や「夜景モード(Night Sight)」など、1回のシャッターで複数カットを撮影して、低ノイズ、高感度でクリーンな絵作りが特徴。機械学習のスゴさを見せつけてくれた端末だ。
2018年のスマートフォンのトレンドを振り返ると、「多カメラ搭載」というハードウェアによる「画角」という表現手段の拡張から、「AI」による「画質向上」へとよりシフトが進んだ印象がある。
AI自体はシーン認識などで以前から活用されていたが、発色やコントラストなどだけでなく、距離情報や撮影タイミングまで加味して、より多くの人が心地よいと感じられる写真を手軽に撮影できるようになった。
2019年はこの流れが加速して、両者の組み合わせによって新たな写真表現を可能にするスマートフォンが登場してきそうな予感がする。
多カメラの筆頭「Light L16」のように、より高画素、超解像ズーム、ハイダイナミックレンジ化したものに、パスト撮影した写真をAIで解析しアウトプットする、などと人間の知覚や判断を超えた写真を提供してくれるようになるかもしれない。
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