中国の通信機器メーカー、華為(ファーウェイ)は現地時間12月23日、2018年に2億台以上のスマートフォンを出荷し、自社の最高記録を更新したことを明らかにした。
出荷台数の増加に最も貢献したのは、「P20」「Honor 10」「Mate 20」シリーズなどの成功だという。
同社によると、ファーウェイのスマートフォン出荷台数は2010年の300万台から増加しており、2017年には1億5300万台を販売した。調査会社のCanalysによると、ファーウェイは2018年第2四半期、Appleを抜いて世界第2位のスマートフォンベンダーになったという。
ファーウェイは声明の中で、「世界スマートフォン市場において、ファーウェイは統計で『その他』と扱われていた状態から、世界のトップ3プレーヤーの仲間入りを果たすまでに成長した」と述べた。
2018年に成功を収めたにもかかわらず、ファーウェイは特に米国政府との間で、まだいくつかの課題に直面している。米情報機関の幹部らは2月、ファーウェイ製品について、中国政府のためのスパイ活動に使われているおそれがあるため使用しないようにと米国民に忠告した。1月には、AT&Tがファーウェイの「Mate 10 Pro」を販売しないことが報じられ、Verizonもそれに追随したとされる。
それでも、ファーウェイは中国や欧州などで高い人気を誇る。同社によると、170カ国以上で5億人以上がファーウェイのスマートフォンを使用しているという。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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