Jeff Bezos氏のBlue OriginとElon Musk氏のSpaceXは米国時間12月18日、約数分違いのタイミングで両社のロケットを打ち上げる予定とされていたが、ほぼ同じ1時間の間に、両社ともミッションを延期することになった。
米空軍のGPS衛星を搭載したSpaceXの「Falcon 9」ロケットは、フロリダ州ケープカナベラルから打ち上げられる予定だったが、搭載されたフライトコンピュータにエラーが発生したため、発射のわずか数分前に中止が決定された。
SpaceX team called a hold due to an out of family reading on first stage sensors. Vehicle and payload remain healthy; next launch attempt is tomorrow at 9:07 EST, 14:07 UTC.
— SpaceX (@SpaceX) 2018年12月18日
Blue Originは、米航空宇宙局(NASA)の支援する実験の機材を搭載した「New Shepard」ロケットをほぼ同時刻にテキサス州西部から宇宙に打ち上げる予定だった。しかし、発射の約30分前になって、Blue Originは「地上インフラストラクチャの問題」により、その日の打ち上げを中止したことを発表した。
Still working through ground infrastructure issues and monitoring incoming weather in West Texas. Slating next launch window NET Friday 12/21 pending further review. Stay tuned for updates as we learn more #NS10
— Blue Origin (@blueorigin) 2018年12月19日
SpaceXはFalcon 9の打ち上げ時刻を米国東部標準時間12月19日午前9時7分に設定し直した。Blue Originは気象条件が良好なら、21日に打ち上げを試みることを検討しているが、時間帯はまだ発表していない。
億万長者らが率いる商業宇宙事業の覇権をめぐる争いにおいて、今回の一件は一時的な中断にすぎない。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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