ホリデーシーズンにどのスマートディスプレイを購入しようかと消費者が検討する時期になって、Facebookはスマートディスプレイ「Portal」に新たな機能を追加した。200ドル(約2万2700円)のPortalおよび350ドル(約4万円)の「Portal+」は高品質の動画チャット機能が特長だが、プライバシー上の懸念に加え、「Amazon Echo Show」や「Google Home Hub」などの競合機種と比べて、全体的な実用性で劣っている。
Facebookは米国時間12月14日、強化したビデオ通話機能の提供を開始し、地元を離れた家族と会話をしていないときには新しいコンテンツを視聴できるなどの機能を追加した。
最も素晴らしいのは、Portalのカメラを手動でパンしたりズームしたりできる新機能だ。これまでも、ビデオ通話中にフレーム内で指定した特定の人物を自動的に追従して、パンしたりズームしたりすることは可能だった。これからは、ピンチ操作でズームしたり画面をスクロールしたりすることで、カメラに写る対象を1人の人物や画面内の特定の場所に手動で固定できる。
通話していないときは、Portalでフルブラウザを利用できる。ABC NewsおよびCNNはPortal向けのニュースコンテンツを提供する予定だ。また、「Battleship」や「Words with Friends」をはじめとする数多くのゲームを広告なしでプレイすることもできる。
さらに、連絡先の人物のニックネームをカスタマイズできるようになったため、相手のフルネームを言わなくても音声コマンドで「ママ」や「夫」を呼び出せる。また、この季節に合わせた拡張現実(AR)効果が新たに加わった。これまでもデジタルキャットや奇抜な帽子を頭にのせたり、風変わりなメガネをかけたりできた。最新のAR効果では「スパ」「トロピカル」「北極」という3つのテーマが加わった。Facebookはさらに、Portalの「Story Time」機能に新しい書籍を追加するとともに、通話中に相手と同じ音楽を共有できる通話内音楽共有機能に「iHeartRadio」を追加した。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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