自動運転車が運転の“意図”を歩行者や他車に伝える技術--Lyftが特許取得

 自動車を運転していると、手などの合図でほかの自動車や歩行者とコミュニケーションを取り、道を譲ったり、先に行かせてもらったりすることがある。ドライバーの乗っていない自動運転車は“意図”を他者へ伝えられないため、Googleは自動運転車から歩行者へメッセージを示す技術で特許を取得した。

 Lyftも同様の技術を考案。この技術を米国特許商標庁(USPTO)へ出願したところ、米国時間12月11日に「AUTONOMOUS VEHICLE NOTIFICATION SYSTEM」(特許番号「US 10,152,892 B2」)として登録された。出願日は4月23日、公開日は8月23日(公開特許番号「US 2018/0240344 A1」)。

登録されたLyftの特許(出典:USPTO)
登録されたLyftの特許(出典:USPTO)

 この特許は、自動運転車において、何らかの方法で周囲に存在する対象物の位置と種類を識別し、識別結果にもとづいてあらかじめ用意していたメッセージを対象物へ示す技術を説明したもの。対象物としては、歩行者だけでなく、自転車やほかの自動車も想定している。たとえば、道路を横断しようとしている歩行者に対して「どうぞ渡って下さい」、交差点で出会った別の車に「曲がります」といった運転の意図を示す。

歩行者やほかの車を認識する(出典:USPTO)
歩行者やほかの車を認識する(出典:USPTO)

 メッセージは、ダッシュボード上に設置するディスプレイで文字として表示するほか、画面に文字情報を投影したり、スピーカで音声を出したりして伝える。さらに、対象物の動きや位置の変化に応じてメッセージの内容や表示位置を変えるアイデアにも言及している。

対象物などに応じたメッセージを選ぶ(出典:USPTO)
対象物などに応じたメッセージを選ぶ(出典:USPTO)

 なお、特許とは、技術的アイデアの権利保護を目的とした公的文書である。登録されて成立しても、実際の製品やサービスで利用されるとは限らない。さらに、アイデアの存在を公知の事実にする目的で出願され、登録に至らず公開止まりになるものも少なくない。

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