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ウォルマート、壁に飾るアート作品のEコマース大手Art.comの資産を買収へ

Stephanie Condon (ZDNet.com) 翻訳校正: 編集部2018年12月11日 12時21分
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 Walmartは米国時間12月6日、アート作品や壁に飾る装飾品を取り扱うオンラインショップ最大手のArt.comの資産を買収すると発表した。買収額は明らかにされていない。買収の対象となるのは、Art.comのカタログ、知的財産、商標、米国での事業など。この取引は2019年の早いうちに完了する見通しだ。

 1998年創業のArt.comは、いまだ数が増えている限定商品などを含む200万もの選りすぐられた作品を有している。WalmartはArt.comの資産を用いて、スタンドアロンの補足的なオンラインショップを運営し、最終的には商品をWalmart.comやJet.com、Hayneedle.comにも加える計画だという。

 今回の買収は、Walmartのデジタルホーム商品の売上高を増やす取り組みの一環とみられる。同社は2018年2月、デジタルホーム製品に特化したショッピングエクスペリエンスを提供するサービスを開始した。米国で年間100億ドル(約1兆1200億円)規模の市場として、Walmartは壁掛け用アート作品が「ホーム向け商品で優位に立つうえで必須」だと捉えていると述べた

Walmart
提供:Walmart

 「(ユーザー好みの)スペースを作るうえで重要な要素となるのが壁だ」「室内の装飾や模様替え、もしくは単に部屋に新たな命を吹き込む際に、多くの場合、壁にアート作品を飾ることから始めるのが最も良い、そして最も安価な方法だ」と、Walmartホームグループのゼネラルマネージャーで米国のEコマースを担当しているAnthony Soohoo氏はブログで述べた。

 Soohoo氏はさらに、アート作品の販売によってWalmartが利用客に対し、より「パーソナライズされたエクスペリエンス」を提供できるようになると指摘する。機械学習(ML)を用いたツールによって、これまで以上に多くの小売業者が膨大な量のデータをビジネスに利用して、顧客に「パーソナライズされた」エクスペリエンスを提供するようになっている。同氏は、Art.comの商品の販売によって、Walmartは「設計美学や色の嗜好、ラグや家具などの商品、さらにはスペースの大きさに関する洞察などをこれまで以上に深く理解できるようになる」と述べている。

 Amazonに対抗すべく、WalmartはEコマースの商品とデジタルの可能性を徐々に拡大している。同社は10月の年次投資家会議で、2020会計年度のEコマースの売上高増加率が約35%になる見通しだと発表した

 同社の投資は効果を生んでいるようだ。市場場調査会社のeMarketerは11月、WalmartがAppleを抜いて、第3位のオンライン小売業者となったと発表した

 とはいえ、Amazonが依然オンライン小売業者として圧倒的な首位に立っている。同社は室内装飾品に独自に投資している。2017年11月には、自社のショッピングアプリに拡張現実(AR)機能を新たに加え、ユーザーが新製品を購入する前にそれを自宅に配置した様子を確認できるようにした。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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