米小売大手WalmartによるEコマースへの大きな賭けが結実し始めているようだ。同社がAppleを抜いて米国で第3位のオンライン小売業者になるとの見通しを、eMarketerが発表した。
eMarketerは最近、Walmartに関する2018年の予測を引き上げたという。Walmartのデータには、同社が運営する会員制スーパーであるSam’s Clubと、Walmart傘下のJet.comの数字も含まれる。
ただし、WalmartはEコマース分野でまだAmazonに大きな差を付けられている。eMarketerによると、Walmartは2018年、米国におけるオンライン小売支出全体の4%(209億1000万ドルに相当)を獲得する見通しだという。これに対し、Amazonは48%を占める見込みだ。
WalmartのEコマースの成長率は39.4%となる見込みで、Wayfairの40.1%にわずかに及ばない。AppleのEコマースの成長率はスマートフォンの飽和による打撃を受けたが、成長率は18%とされている。
米国の小売全体に占めるオンライン売上高でみると、Amazonは4.7%を占める見込みだ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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