ジャストシステム12月4日、日本語ワープロソフト「一太郎2019」を2019年2月8日に発売すると発表した。希望小売価格は2万円(税別)。
同時発売する上位版 「一太郎2019 プレミアム」と、最上位版 「一太郎2019 スーパープレミアム」の希望小売価格は、2万5000円と3万8000円(いずれも税別)。
一太郎2019のテーマは「確かな日本語文書」だ。「これからの時代に求められる確かさに的確に対応することで、日本語文化のコミュニケーションを支えて行きたい」(ジャストシステム ソリューションストラテジー事業部 企画開発グループの佐々木孝治氏)と語った。
文章校正支援ツール「Just Right! 6」の校正エンジンを活用して「文書校正」精度を強化。常用漢字表にない漢字を含む単語に対する指摘精度が上がり、訂正候補がより適切に提示されるようになった。
さらに、「略称チェック」を追加。「スマートフォン(スマホ)」のように略称を定義した後、略称が使われていない場合や同じ略称が別箇所で再定義されている場合、正式名称が使われている場合などに不整合を指摘する。
表記ゆれの指摘精度向上に加えて、「一太郎」ファイル内、複数シートに分けて文書を作成している場合でも、すべてのシートを一括して表記ゆれを検出できるようになっている。
また、「新学習指導要領」の「学年別漢字配当表」に対応した指摘も可能となり、例えばば漢字基準を4年生に設定すると、5年生で習う漢字が含まれている場合や、漢字は学習していても習っていない読みで使われている場合などに指摘が行われる。
書籍や冊子の作成に便利な機能として、見出しを複数行分のスペース中央に配置できる「行取り」を新搭載。本を開いた状態での見え方を確認できる「見開き表示」も追加され、文章の切れ目や、ノドと小口など余白のバランス、見出し位置はどこかなどを確認しながら執筆や編集が行えるようになった。
なお、文書校正で、和暦と西暦での対応の誤りや、書式が設定と異なる箇所、和暦の元年表記の統一性をチェックできる機能について、新元号もチェック対象(新元号対応アップデートモジュールを後日提供)となっている。
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