ジャストシステムは12月5日、日本語ワープロソフト「一太郎2018」を2月9日より発売すると発表した。
今回の強化点は「出力をきわめる」。作成した文書は、最終的に紙やPDF、電子書籍の形式で出力されるとし、折り本や中とじ本などの出力に向け、文書の目的に合わせた出力をスムーズに実行できるナビ画面「アウトプットナビ」の搭載に加え、文字・文章表現や、レイアウトの出力品質を向上する機能、小説など文筆活動に役立つ機能を強化した。
また、「一太郎2018」には、2018年2月1日より、「ATOK Passport」で提供する日本語入力システム「ATOK for Windows (Tech Ver.31 )」同等のプログラムを、「ATOK for Windows 一太郎2018 Limited」として搭載する。なお同日、新たなATOKは今後、単体でのパッケージ販売をしないことを発表している。現行バージョンのATOK 2017はパッケージ版を当面は継続販売する。
最新のATOKは、ATOK 2017から搭載しているATOKディープコアエンジンを強化し、さらに自然な日本語変換となるようチューニングを加えた。また、ディープラーニングを入力支援機能にも適用した「ATOKディープコレクト」を搭載した。これまで入力ミスをしたことがない文字列に対しても、自動修復して適切な変換を行えるようになり、従来比で修復率が35%向上したとしている。
通常版の希望小売価格は、2万円(税別)で、上位版「一太郎2018 プレミアム」2万5000円(税別)と、最上位版「一太郎2018 スーパープレミアム」3万8000円(税別)も同時発売する。
一太郎2018 プレミアムは、統合グラフィックソフト「花子2018」(単体価格:9800円)や読み上げソフト「詠太8」とともに、2年ぶりのバージョンアップとなるインターネットメールソフト「Shuriken 2018」(単体価格:4800円)、可読性に優れ、目に穏やかなフォント「イワタ書体」、ATOK連携電子辞典「広辞苑 第七版 for ATOK」などを搭載する。
一太郎2018 スーパープレミアム」では、300万点以上の画像を利用できるオンラインサービス「Britannica ImageQuest」、世界の過去10年間分の出来事を豊富な統計情報とともに解説した「ブリタニカ国際年鑑一太郎2018版」などを提供する。
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