「Googleアシスタント」がさらに賢くなった。
数週間前、Googleは同社のスマートディスプレイとスマートフォン向けに、Googleアシスタントの新機能を複数発表した。米国時間11月29日、Googleは生活の質を変える複数の新たなアップデートを追加した。その多くは、同日から提供が開始されている。
スマートディスプレイ「Google Home Hub」
提供:Chris Monroe/CNET
追加された機能は以下の通りだ。
- Googleアシスタントを使って、ビデオドアベル「Nest Hello」に返答できるようになる。Googleアシスタントがユーザーに来客の到着を知らせて、「Google Home Hub」などのGoogleアシスタント搭載スマートディスプレイにライブフィードを表示することは既にできていた。ユーザーはそれを無視してもいいし、アシスタントから定型の簡単な応答を送信してもいい。今回の新機能により、スマートディスプレイから直接、来客に向けて話しかけることができるようになった。
- Google Home Hub(および「Lenovo Smart Display」などサードパーティーのスマートディスプレイ)で、音楽を再生しているときに曲の歌詞が表示される。この機能を利用するには「Google Play Music」で曲を再生する必要がある。この機能がいずれ「Spotify」などの対応する音楽ストリーミングプラットフォームでも利用できるようになるとうれしいが、現時点での利用はGoogleのファーストパーティープラットフォームに限定されている。
- Googleアシスタントで「ショッピングリスト」だけでなく、「やることリスト」や「メモ」、「贈り物リスト」を音声コマンドで作成できる。Googleは、この機能を「Google Keep」「Any.do」「Bring!」「Todoist」といったメモやリストを作成するアプリとも連携させる予定だ。
- 5月に開発者会議「Google I/O」で発表された、Googleの「Pretty Please」機能がついに提供される。利用者やその子どもが音声コマンドの使用時に「please」(お願い)や「thank you」(ありがとう)と言うと、Googleが丁寧に頼んでくれたことに礼を述べるという、望ましい行動を促す機能となっている。
- スマートディスプレイのホーム画面を上にスワイプして、新しいタイマーボタンをタップすることにより、素早くアラームをセットできる。
- スマートディスプレイで「Googleフォト」の写真を閲覧中、気に入った写真があれば音声コマンドですぐに連絡先リストにある人と共有することができる。
- Googleは、子ども向けの新機能をいくつか発表した。子どもに本を読んであげている際に物語の中で特定の言葉に差し掛かると、「Google Home Mini」などのスマートスピーカに搭載されているGoogleアシスタントがその言葉に合ったBGMを再生したり、音響効果を施したりしてくれる。Googleは、「ミッキーのクリスマスキャロル」などのホリデーシーズン向けのものを含む多くのDisneyの本で、この機能が利用できるようにした。また、Googleアシスタントは本を読み上げることもできる。Googleは、児童向けケーブルテレビチャンネルであるNickelodeonのホリデー向けの新作を追加した。さらに、子どもがサンタクロースに電話したい場合、Googleアシスタントがその頼みを聞き入れ、スマートディスプレイに楽しい映像が映るようになっている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。