Facebookは、災害や緊急事態に見舞われた場合に、ユーザーがリアルタイムの情報をより簡単に入手できるようにしたいと考えている。
世界最大規模のソーシャルネットワークであるFacebookは米国時間11月28日、Facebookページを持つ100を超える地方自治体や緊急対応機関が「ローカルアラート」をテストしていると述べた。
ローカルアラートのラベルは、ユーザーの「News Feed」と「Today In」(「今日のニュース」)に表示される。Today Inは、ローカルなニュースがフィードされるセクションで、Facebookが2018年に入ってテストを開始した。
「大規模な道路封鎖、停電、自然災害など、自分に直接影響があったり、対応が求められたりする状況において、地域の最新情報をタイムリーに受け取ることが重要だという意見が寄せられている」と、Facebookのローカルニュースおよびコミュニティー情報を担当する製品マネージャーのAnthea Watson Strong氏はブログ記事で述べた。
FacebookやTwitterなどのソーシャルメディアサイトは、災害時にこれまで以上に大きな役割を担うようになっている。しかしその一方で、各社は、オンラインで瞬く間に拡散する恐れのある誤情報、詐欺、偽の写真を防ぐための対策を求められている。
9月に大型ハリケーンのフローレンスが上陸した際、ノースカロライナ州シャーロット市当局は、Facebookページにローカルアラートを掲載した。
Facebookは、ローカルニュースセクションToday Inの対象都市も拡大した。現在は米国の400を超える都市で提供されているほか、オーストラリアや、ローカルニュースの量が少ないコミュニティーでもテストが始まっている。ユーザーはToday Inが自分の地域で利用可能かどうかを、こちらのインタラクティブな地図で確認することができる。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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