アシックス、スマイルズ、Z会の3社が受賞--第6回「CNET Japan CMO Award」表彰式

 朝日インタラクティブが運営するITビジネスメディア「CNET Japan」は11月28日、第6回「CNET Japan CMO Award」を都内で開催し、2018年中にもっとも企業の成長や実績に貢献するマーケティング戦略を実践した3名を表彰した。

第6回「CNET Japan CMO Award」の表彰式
第6回「CNET Japan CMO Award」の表彰式

 CNET Japan CMO Awardは、マーケティング戦略の重要性やマーケティングの意義を国内で提起すべく、その年にめざましい成果をあげた、あるいはマーケティング分野に大きな影響を与えうる活動を推進したCMO(Chief Marketing Officer:マーケティング統括責任者)を選出し、表彰するイベントだ。今回はアシックス 執行役員 マーケティング統括部・統括部長 ポール・マイルズ氏、スマイルズ 取締役 兼 クリエイティブ本部 本部長 野崎亙氏、Z会 ICT事業部 マーケティング課 課長 野本竜哉氏の3名を選出した。

 アシックスのマイルズ氏を選出した理由として、朝日インタラクティブ 編集統括 CNET Japan編集長の別井貴志は、「企業哲学を具現化し、スポーツで培ったライフスタイルを根源にワールドワイドでメッセージを発信するマーケティング活動をグローバルで実践。データ分析もオンライン・オフライン問わずに徹底して顧客分析を行っている。最近ではプライベートDMPを活用しているともうかがった。また、会員向けサービス『OneASICS』を実践も評価に値する」と説明した。

アシックス 執行役員 マーケティング統括部・統括部長 ポール・マイルズ氏(右)
アシックス 執行役員 マーケティング統括部・統括部長 ポール・マイルズ氏(右)

 スマイルズ 野崎氏に対しては、「スマイルズは一般的なマーケティング活動を行わず、顧客1人1人を理解する『n=1』の顧客志向を実践している。事業展開も通常なら論理的思考を用いるが、同社は発案者の熱量を重視し、事業内容について熱くアウトプットできるかを重視してきた。また、安易な広告や割り引きも行わず、顧客の価値作りを追い求める活動を続けている点や、マーケティングの常識を覆す活動が収益に結びついている」点を高く評価。

スマイルズ 取締役 兼 クリエイティブ本部 本部長 野崎亙氏
スマイルズ 取締役 兼 クリエイティブ本部 本部長 野崎亙氏

 Z会 野本氏の選出理由は、「ICTを積極的に活用し、幼児から社会人まで学年を問わないオンライン講座など、顧客や学習内容に合わせたサービスを提供している。学習者本人に限らず保護者も顧客と捉えつつ、多様な手法で徹底的な分析やマーケティング活動にも積極的。テクノロジーを活用して顧客の課題解決を実践している点を評価」したと述べた。

Z会 ICT事業部 マーケティング課 課長 野本竜哉氏
Z会 ICT事業部 マーケティング課 課長 野本竜哉氏

 受賞者3名によるパネルディスカッションの模様は、別途お伝えする。

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