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Oculus、VRヘッドセットのケーブル引っ張り損傷を防ぐ電磁石式コネクタ--特許出願

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 高精細で応答性の高い仮想現実(VR)コンテンツを楽しむには、PCなどに有線接続して使うテザー型VRゴーグルが必要だ。ゴーグルを装着したまま動き回るとケーブルが何かに引っかかったり、ケーブルの長さを超えて移動したりして、PCやゴーグル、ケーブルを痛めかねない。

 そこで、Oculus VR(現在はFacebook Technologiesの一部門)はケーブルが容易に外れて事故を防ぐVRゴーグル向け技術を考案。この技術を米国特許商標庁(USPTO)へ出願したところ、米国時間10月18日に「ELECTROMAGNETIC CONNECTIONS FOR DYNAMICALLY MATING AND UN-MATING A WIRED HEAD-MOUNTED DISPLAY」(公開特許番号「US 2018/0301845 A1」)として公開された。出願日は2017年4月18日。

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公開されたOculusの特許(出典:USPTO)

 この特許は、ケーブル接続を必要とする何らかの電子デバイスにおいて、接続用のコネクタを磁力で接触させる技術を説明したもの。Appleが「MacBook」などで採用していた「MagSafe」と似ているが、Oculusの特許は2つあるコネクタの少なくとも一方が電磁石になっていて、両コネクタを吸着させておく力の調整が可能だ。そのため、強く接続したり、簡単に外れるよう弱く接続したり制御できる。

 吸着力のコントロールは、両コネクタ間にかかる力を計測し、それに応じて制御する。これにより、ケーブルに無理な力がかかった場合に接続が外れてケーブルとデバイスの損傷を未然に防げる。

コネクタの少なくとも一方が電磁石(出典:USPTO)
コネクタの少なくとも一方が電磁石(出典:USPTO)

 適用対象を特定の電子デバイスに限定する特許ではないが、実施例ではVRゴーグルを使って説明している。また、第4クレーム(請求項)において、VRシステム用ヘッドセットとPC間のケーブルに使う技術との言及がある。

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VRヘッドセットとPC間の接続に使える(出典:USPTO)

 なお、特許とは、技術的アイデアの権利保護を目的とした公的文書である。登録されて成立しても、実際の製品やサービスで利用されるとは限らない。さらに、アイデアの存在を公知の事実にする目的で出願され、登録に至らず公開止まりになるものも少なくない。

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