Facebook、英国で罰金に異議--Cambridge Analytica問題で

Katie Collins (CNET News) 翻訳校正: 佐藤卓 長谷睦 (ガリレオ)2018年11月22日 12時32分

 Facebookが、Cambridge Analytica問題で果たした役割に関して、英国の個人情報保護当局から科せられた罰金に対して、異議を申し立てた。

 英国の情報コミッショナー事務局(ICO)は現地時間10月24日、Facebookがユーザーデータを適切に扱わなかったとして、法律に定める最高額となる50万ポンド(当時のレートで約7200万円)の罰金を同社に言い渡していた。だが、Facebookは11月21日になって、ユーザーデータが不適切な形で共有された証拠はなく、ICOの決定は不当だとの見解を明らかにした。

 2018年3月、New York Times、さらに英国のThe GuardianとThe Observerは、FacebookがCambridge Analyticaの研究者の不正行為のターゲットとなり、数千万件のユーザーデータに不正にアクセスされていたと報じた。このデータはその後、2016年の米大統領選挙中の政治広告に流用された可能性があるとされている。

 今後は、独立機関であるGeneral Regulatory Chamberが、Facebookの異議申し立てについて裁決機関で審議することになる。

Facebookの画面と英国の国旗
提供:SOPA Images/Getty

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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